立命館大学ボート部|Ritsumeikan University Boat Club

Crew Blogクルーブログ

2020年
11月06日

引退ブログ書きます、可児晴海です!

こんにちは!

スポーツ健康科学部4回生の可児です!「ブログ班として最後の投稿」と前回綴ったのは、この毎年恒例4回生によるブログリレーがあるからです!笑

今年もブログリレーをさせてもらえるということで、これまでのブログ班として、ではなく引退をした4回生として綴らせていただきます。はじめに伝えておきます。写真もなく色味のない、長いやつです!!


 

まずは、みなさんに感謝を伝えたいと思います。1回生の頃から熱心に声をかけてくださった方やいつも明るい笑顔で声援をくださる部員のご家族、スタッフの方々、先輩、後輩、同期、みなさんひとりひとりに入部した日から引退する日までずっと支えられ、励まされ、時には喝をいれてもらい、競技生活を終えることができました。本当に、ありがとうございました。


 

私は岐阜県の木曽川と飛騨川の合流地点から瀬田川にやってきました。高校〜大学2回生まで漕手として活動し、ラスト2年間はCOXとして活動をさせていただきました。なぜ転向したかといいますと、コーチや一部の部員とも相談しCOXに転向した方がチームが試合で勝つことに貢献できると考えたからです。COX1年目は、本当にダメダメCOXでした。結果的には付きフォアでインカレ優勝することができましたが、COXとしてクルーに何か貢献できたかというと必要最低限の役目を果たしたまでで、この結果に自分は喜んではいけないような思いでいっぱいでした。今年は全日本ではエイト、インカレでは付きフォアに乗らせていただき結果は両種目優勝。昨年と比べ、練習から積極的に試行錯誤し、クルーのみんながどうすれば共通意識を持つことができたり、ひとりひとりがクルーの一員として存在意義を感じたりすることができるのか考えました。これまでになかった新しいことをはじめたとき、クルーのみんなから好評だったのは嬉しかったです。それでもやっぱり至らない点が多く、自分自身に対して腹が立ってしまうことが何度もありました。それでも指導し続けてくださったコーチ、そして、一緒に考えて、悩んで、試して、上手くいったり、いかなかったり色んな場面を一緒に過ごしたクルーのみんなにも感謝でいっぱいです。

漕手とCOXでは役割が違えば、考え方や感覚、目に映る景色なども違って、私は最初その違いを柔軟に受け入れ対応することができませんでした。漕手から一気にCOXにすべてシフトするなんて正直できませんでした。でも、無理にすべてシフトする必要もないように今では思えます。私はCOXとしてクルーに乗っていながらも、脳内ではガッツリみんなと漕いでます(笑)みんなと漕ぐから、コールの内容やタイミング(もちろん漕手とも相談します)、艇の動きとコールのマッチングなどがしやすかったなと思います。スイープは漕いだことがないので、完全にイメージローイングですが!笑

漕手、COXを経験させてもらい、ボートのおもしろさは色々なところに隠れているなと思いました。次の練習が不安で寝れない夜もたくさんありましが、色んな経験をさせてもらえて、幸せでした!


 

寮生活で身をもって学んだことがあります。とても当たり前の話ですが、お付き合いくださいね!笑「自分はひとりの方が好きだから」「チームの人以外に気の合う人がいるから」というちっちゃく、しょうもない考えに囚われて過ごすのは勿体無く、とてもあんぽんたんな考えということです!私は大学生活の真ん中2年をこの考え方で過ごしていました。当たり前のことでありますが、案外知らず知らずのうちに陥りやすい考えだとも思います。物事や人間関係がうまく行かない時なんかは特に。考え方が退屈だと過ごす時間はもっともっと退屈になります。万人に好かれようとする必要は全くありませんが、自ら楽しくできるはずの時間を退屈な時間に変換してしまうのは自分が幼稚だからだと思います。すべての行動選択は自分次第で、自分に起こる状況や出来事をつくり出すのもすべて自分だと感じました。様々なことにおいて、素直に自分がどうしたいのか理想を描いてみたら、ちょっとずつ行動選択が変わってくると思います。私はとても変わりました!このことに気付いたのは4回生になってやっとこさ会話するようになった武長のおかげでもありますが(笑)結局最後は同期に大切なことを教えてもらうんだなと、思いました。

だからといって、あんぽんたん思考の2年を後悔するわけではありません。あんぽんたんな時期があったからこそ新しい発見や、気付き、色々な考え方への理解ができるようになりました。

あんぽんたんな時期は成長の先触れだと思います!私もこれから再びなんらかの分野であんぽんたんな時期を過ごす時がくるかと思います。みなさんにもそんな時期がやってくるかもしれません。それでもきっと、いつか成長に繋がる大事な時期に変わる日がきます。掲げる目標や全力を尽くす分野が違っても、本質的な部分は同じなはずです。私も精一杯取り組んでいくので、みなさんにもしあんぽんたんな時期が到来したらこの内容を一瞬でも思い出して「カニが変なこと言ってたな」と思いながら一緒にあんぽんたん期から抜け出しましょう!


結局最後のブログでもよく分からないことを綴ってしまいましたが、みなさん4年間ありがとうございました。

可児晴海

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