立命館大学ボート部|Ritsumeikan University Boat Club

Crew Blogクルーブログ

2021年
11月16日

財産【服部悠真】

こんばんは!

引退ブログ7人目ラッキーセブンを飾らせていただくのは私、4回生の服部悠真です!

せっかくの機会をいただいたので、僭越ながら私のボート部4年間の歴史を回生ごとにざっくり振り返っていこうと思います。

人生初ブログですので拙い文章ではありますが温かい目で見ていただけると幸いです😊

 

 

【1回生】

まず、ボートを始めたきっかけをお話ししたいと思います。

それはそれは新入生に相応しい春たけなわの好季節といった感じの日のことでした。

慣れないBKCキャンパスを歩いていると、現在東レ滋賀で漕いでいらっしゃる当時4回生のF田将さんに声をかけられ軽い気持ちでボート部の試乗会に行くことに。

そこではマネージャーさんの作った豪華なご飯(マネご飯)が振る舞われました。先輩方との緊張も解け、私はとある質問をしました。

「練習は何時集合なんですか?」

「朝の5時だよ」

「え!?」

「でもマネご飯毎日あるよ」

「入部します!」

即決でした。馬鹿すぎて書いていて自分が恥ずかしくなります()

実際のところ、私がボートを始めたきっかけはボートに惹かれたとか、この競技で成績を残すだとか真っ当な理由ではありません。

こんな奴がガチガチの体育会系クラブに入ったらどうなるのかは目に見えています。

練習にはついていくこともできず、終わったら疲労で寝たきり状態の日々が続きました。

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【2回生】

この年は未熟ながら中日本、朝日レガッタ、関西選手権、インカレと多くの大会に出させていただきました。

結果としてはどれも成績を残せず悔しい結果に終わってしまいましたが、すべての大会における過程のなかで収穫アリという実感が持てました。

勝てはしなかったけど得られるもの、成長はあったのだと。

成長したと言うと聞こえはいいですが、正直辛く苦しい時期が何度もありました。

その逆境こそがチャンスだと自分に言い聞かせ、もはや自己暗示に近い状態になってましたね()

というのも、私は本来これらの舞台に立てるような実力は持ち合わせていませんでした。

一緒に乗っているクルーには迷惑ばかりかけていたと思います。

勝てない辛さよりも迷惑をかけてしまうことからくる辛さが上でした。

なんだか引退ブログなのに重苦しい雰囲気なってきましたがこれがリアルです()

最後なので嘘偽りなくいきます!

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【3回生】

2020年4月、新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令され、約2ヶ月間の部停期間に入りました。

あまりに暇で気がついたらドラクエのプレイ時間が200時間を超えるといった事態に!

完全に部活へのスイッチが切れた時期がありました。

トレーニングは疎かになり、全体練習が再開する頃には怠らずに頑張っていた部員達の背中は遠くなってしまっていました。

今思えば遠くなっていたと勝手に決めつけて諦めていただけですね。

もう追いつけないと一方的に思い込み、ボートの苦しさから逃げているだけでした。

そんな情けない自分であっても同期達は見捨てずにそっと手を差し伸べてくれました。

「ボートに対する意識を変えないと駄目だ」

そんな風に真剣に向き合ってくれる人は本当にかけがえのない存在です。

そんな素晴らしい部員達が周りにいて、私は本当に人に恵まれたと思います。

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【4回生】

ついに最後の年がやってきました。

泣いても笑っても最後という言葉がありますが、私はずっと

「どっちでもいい、終われれば」

なんて思ってました。

でもこの時期になってくるとこの考えは大きく変化します。

引退が近づくと不思議なものでこれまでの長い道のりが思い起こされ物事の見え方が変わってきます。

日常は毎日続いていくものなのでそこにあるものはなかなか輝いては見えませんが、もし明日で終わったらと考えた時に今日が輝く瞬間があります。

「やっぱり残されたボート部での日々は笑って終わりたい」

そう思うようになりました。

同期とペアで臨んだ関西選手権は予選一位上がり決勝3位入賞、4年目で初めて成績を残す事ができました。

後輩達と挑んだ自分にとって引退レースの京都レガッタでは予選、敗復と上がり、決勝では負けたものの今までで一番良いレースができました。

これらのレースは間違いなく私の人生のハイライトの一つでしょう。

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と、私のボート人生はだいたいこんな感じです。長々と自分語りしてしまってすみません

これを見てもわかるように、他の人と比べると私は決して優秀だったとは言えません。

しかし、私にとってボート部で過ごしたこの4年間は誰にも奪われることのない財産です

例えルパン三世にお金を全部盗まれて無一文になってもこの財産は盗まれません!

本当は特に思い入れのある同期に一人一人メッセージを書きたかったのですが何せこの代は人数が多く間に合いそうにないので割愛します()

回生を経るにつれてボートに限らず物事に対する考え方がさまざま変わってきましたが最初からこうしとけばなんて後悔は微塵もありません。

全ては今だからこそ言える事です。

俯瞰的に見ると自分が馬鹿に見えてもその時は必死なんです()

 

 

 

最後になりますが、監督、コーチ、部長、顧問やスタッフの皆様、応援して下さったOBOGの方々、保護者の皆様、ご支援ご声援本当にありがとうございました。

またお父さん、お母さん、小太郎も見守ってくれてありがとう。

そして後輩のみんな、マネージャーさんのみんな、同期のみんな、本当にありがとう!

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私のブログは以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました😊

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