立命館大学ボート部|Ritsumeikan University Boat Club

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2021年
11月10日

憧れ【竹花友樹】

こんばんは!

今年もやって参りました!毎年恒例4回生による引退ブログでございます😎

今年度のトップバッターは3年に渡りブログ班でもお世話になって来ました竹花が務めさせていただきます🙋‍♂️

とても長くなってしまったので、時間があるときにゆっくり読んでいただければ幸いです


私がボートを始めたのは大学からです。それまでは中学では野球、高校ではラグビーをやっていました

競技を転々として来たのは、そのスポーツが嫌いになったからでもなく、続けられない程の怪我や病気を負ったからでもありません

理由はただ一つ、続けたとしても自分が最前線で活躍する姿が目に浮かばなかったからです

高校の野球部と大学のラグビー部はどちらも毎年推薦を多く取るような強豪で、大した実力もない自分はそこで埋もれるだけだろうと思い、逃げました

それでもスポーツをすることは好きだったので、何か新しく始められるものはないか探していた所、ボート部と出会いました。これが全ての始まりですね

試乗会のことは鮮明に覚えています。ビラを貰って初めてボート競技の存在を知り、ボートのボの字も知らないような私にとって、体験したこと全てが新しくて、楽しくて

ボートの楽しさだけではなく、ボート部の暖かさや人の良さに触れた私は、高校のラグビー部からの付き合いである近藤と入部しました

そんなこんなで入部した私ですが、その時はボート競技に対して明確な目標は持っていませんでした

今までどの競技でも成績を残したことが無い私にとって、全国で順位を残すことは疎か日本一を取るなんてことは夢のまた夢の話で

そういった成績を収める人たちは自分とは違う、遥か遠い存在だと思い込んでいました

しかし、実際にそういった人たちを目の当たりにした時、その遥か遠い存在が「憧れ」に変わった訳です

高い目標に向かって日々の練習に励み、全国の大舞台で奮闘し、結果を残して帰ってくる先輩方や同期を見て、「あんな風にカッコよく漕ぎたい」「早く追いつきたい」そして「偉大な先輩たちと同じ景色が見たい」と本気で思いました

身長170cmにも満たない、ボートを漕いだこともない、何も知らないど初心者が、身の丈に合わない高すぎる目標を持ってしまったんですね

ただ、先輩方はそんな私を馬鹿にして突き放すのではなく、「お前も目指していいんだぞ」と手を差し伸べ背中で引っ張ってくれました。感謝してもしきれません

それからというもの、目標に向かって練習に打ち込む日々が始まった訳ですが、思うような結果を残せず長い長い苦しい時期が続きました

私は4回生の途中までまともな成績を残していません。2回生の関西選手権で3位を取って以来、地方の大会でも全国の舞台でも負け続けてきました

「現実はそんなに甘くない」と自分では分かっていたつもりでしたが、頑張れば頑張る程、追い求めていた結果とは違う形で終わった時の反動が大きく、あまりにも辛いもので。

現状が目標に追いついていないことが幾度と続き、次第にモチベーションは下がっていきました

そんな中で支えとなってくれたのは、やはり周りの存在でした。先輩も同期も後輩も、本当に凄い人ばっかりなんですよ、この部活は

怪我や故障を抱え体の痛みと闘いながら目標に向かって進み続ける人、練習後のアフターケア・の練習を欠かさない人、大学からボートを始めて全国で順位を残し一般組に夢を与える人、全国で優勝しても自分の力ではないと言って満足しない人、常にチームの最前線で戦い優秀な成績を残し続ける人、努力を積み重ね最後の年に華々しい成績を収めた人、、、挙げ出したらキリがありませんね

ボート部を通じて関わった全ての人が自分にはない物を持っていて

生まれ持ったセンスや才能、体格に恵まれたから勝っている訳ではなく、輝かしい成績や実力の裏側には地道な努力があり、強い人にはその強さを裏付けする理由が必ず存在することを教えてくれて

努力したら必ず結果が残るという確証なんてないのに、辛い道を選んで夢や目標を追いかける皆の姿がただただかっこよくて

そんなかっこいい存在に憧れて、自分もそんな風になりたい、負けてられないと思ったからこそ、私はこの3年半を頑張ることができました。

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自分は周りに恵まれている。つくづくそう思います。

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今の自分があるのは支えてもらった全ての人たちのお陰であり、その受けた恩を結果でお返ししたかったのですが、結果は関西選手権2位、インカレ5位。

先輩方から受け取ったバトンを優勝という形で繋ぐことができませんでした。

引退して10日経った今でも悔しい気持ちは晴れません。

本音を言えば、まだまだボートがしたいです。

手の届く所まで来た日本一をもう一度、同じメンバーで追いかけたいです。

しかし、この思いが叶うことはないので、あとは頼れる後輩達に託します。

後輩たちは本当に頼りになるメンバーばかりです。どの回生も色が違い、個性に富んでいます

必ず更なる発展を成し遂げてくれますので、今後とも立命館大学ボート部のご支援ご声援の程よろしくお願いいたします

私もOBとして陰ながら支え、応援し続けます

最後になりましたが監督、コーチをはじめスタッフの皆様、OBOGの皆様、保護者の皆様、いつも応援して下さっている皆様、そして、家族のみんな、沢山のご支援、ご声援本当にありがとうございました

何度も言いますが、何も無かった自分がここまで来れたのは、周り恵まれ支えてもらったお陰です

ボート部に入って良かったと心の底から思っています

今まで本当にありがとうございました!

最高の3年半でした☺️✌️

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最後まで読んでいただきありがとうございました😌

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