2018年
11月12日
こんばんは!
前主将の福田です!
夜遅くになってしまいましたが、最後のブログ、書かせていただきます!
文章ばかりで面白くないかもしれませんが、今日は真面目に書きました笑笑
とても長いので時間がある時にゆっくりと読んでいただけたらうれしく思います😊
僕は、「兄が大学でボートをしていたから」というよくありそうな理由でボートを始めました。
しかし、兄がやっていたとはいえ、高校まで11年間野球をしていたのでボートを漕いだことはもちろん、レースを観たこともありませんでした。
そんな自分が入学式の前日、一人暮らしを始める日に母親に「4年間のうちに全日本でメダルを必ず獲ります」と言って家を出たのを今でも覚えています。
ボートのことを何も知らないガキが、よくこんな大口を叩いたなと今では思いますが、その時の僕にはちゃんと理由がありました。
それは、自分自身の高校時代の悔しさを晴らすためと、「野球から逃げた」と思いたくなかった、思われたくなかったからです。
高校時代、あと2回勝てば甲子園。甲子園はすぐそこに見えていたのに、あと一歩手が届かなかった。僕は最後から2人目の打者でチャンスで打てなかった。
ずっと本気で野球をしてきて、高校は野球のスポーツ推薦で入学したのに、ここで野球を辞めたら野球から逃げたことになる、そんな風に思っていました。
そんな悔しい気持ちと野球への未練を残した僕は、競技は違うけれど結果を残せば高校時代のリベンジが出来る、野球を辞めてボートを選んで良かった、間違いじゃなかったと思える、と思いながら死に物狂いで練習に取り組みました。
しかし、インカレでは4位を2回、全日本選手権は5位と6位。4年間でメダルを取ることは出来ませんでした。母親を含め、今まで自分を支えてきてくれた全ての人に結果で恩返しをすることは出来ませんでした。
あと一歩でメダルを逃す、高校からなにも変わってない。今振り返ると自分の甘さに腹が立ちます。
高校の野球部のキャプテンは、親友です。彼は、最後の夏、甲子園を逃した時に一人だけ泣いていませんでした。後悔はない、と。
「もっと練習してれば、勝てたのに」なんて後悔はしたくないから、これ以上出来ないくらい死ぬほど練習した。だから後悔はない。と言っていたのは忘れられません。
その言葉を胸に刻み、自分もその後悔だけはしたくない、と練習に励みましたが、自分は彼のように言い切ることは出来ませんでした。やっぱりまだまだ出来ることはあったと思ってしまいます。そこが甘さであり、勝てない原因ですね。
長々と話してしまいましたが、今半分くらいです笑笑
もう少しお付き合いいただけたら幸いです😆✨
ここからは、主将の話をします。
小中は副キャプテン、高校は役職なし。
そのためキャプテン経験はありませんでした。
そんな僕がキャプテンになって良いのかな、と自信はありませんでしたが、キャプテンになったら「チーム力」を大切にしようとずっと思っていました。
ボートは個人競技か団体競技か色々と考え方はあると思いますが、僕は団体競技だと思っています。
そのクルーに乗っている人だけ速ければ勝てる。確かにそうかも知れませんが、それは野球も同じで、レギュラーの9人プラス途中交代で試合に出る数人だけ上手ければ勝てる、そんな簡単なものではないと思います。
レギュラーの9人だけが上手くて、あとの部員がやる気もなく、適当に練習していたらレギュラーも「レギュラーから外されることはないな」なんて心のどこかで思ったりして。
そうなったらもうそのチームの成長はなかなかありません。
やはり、控えの選手が「レギュラーを奪ってやるんだ」と頑張り、レギュラーも「負けるもんか」と切磋琢磨していくことによって、どんどん全体も個人もレベルアップしていくわけで、これはボートに置き換えても同じだと思います。
だから、僕はボートが団体競技だと思っていて、だからこそ「チーム力」を大切にしていました。
同期にも後輩にも些細なことから何から何までうるさいくらい本当にたくさん色々なことを言ってきました。一人でも欠けたらいけないんだと少しでもみんな一人一人と関わることを意識しました。
ほとんどが上手くいかなかったけれど、自分が言ったことを理解してくれてるなと思った時は嬉しく、時が経つにつれて少しずつ理解してくれることも多くなりました。
自分一人では判断出来ないことやどうにもならないこともたくさんありましたがいざという時には同期が支えてくれました。
最初は正直言うと全然頼れず、心配な同期でしたが、最後は本当にみんなが僕を支えてくれて助けてくれて、上からではありますが成長したなぁと感心しました笑
本当に色々なことを言ってきたし、言葉と行動が伴っていないことばかりだったけれど、こんな主将について来てくれたみんなには感謝しています。
僕が主将の1年間でどれだけのことが出来たのかわからないけれど、それは今後の後輩達が結果で示してくれることを期待しています。
最後にはなりますが、僕の4年間は同期や先輩、後輩、スタッフ、OBOG、親御さんなど本当にたくさんの人に支えられて幸せいっぱいの4年間でした。
この4年間で結果を残してこの方々に恩返しをすることが出来なかったのが唯一の心残りですが、僕は幸せなことにまだ来年からも社会人でボートを漕ぐので、チャンスはあります!
必ず恩返しをします。
本当に今までたくさんのご支援、ご声援をいただきありがとうございました。
これからは僕もOBの仲間入りです。
僕も出来る限りのサポートをしていきたいと思いますが、皆様これからも立命館大学ボート部を宜しくお願い致します!
また、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。