2022年
10月04日
こんにちは!4回生マネージャーで広報を担当しておりました舩木めいです。
1回生から3年半、たくさんHPを更新してきました。
しかし、部員のことでも大会結果でもなく、私のことについて書くのは初めてで恥ずかしいような嬉しいような不思議な気持ちです笑
このようにして4年間の部活動生活を振り返り、多くの方々に感謝を伝える機会をくださりありがとうございます。拙い文章ですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
大学から地元を飛び出し、このボート部で自分とは全く異なる環境で生きてきた人々と出会い、それまでの自分の生きてきた世界の小ささに気づくことができました。また、そんな人々と歩み寄ろうと努力する方法を学び、自分の世界を自分で広げられるようになったことがボート部での学びです。
というのも、私は地元奈良県で小学校から高校まで7年間バスケットボールに明け暮れていました。中学・高校と土日が休みだったことはほとんどなく、学生生活の思い出は9割が部活動といっても過言ではありません。バスケは好きでしたし、決して人に言われたからではなく自分がやりたくて続けていました。しかし、それだけ長く続けていると、出会う人も限られ、なんとなくやらされている感が出てしまい、高校3年生の時には少し退屈に感じるようになっていました。
そんな中、出会ったのが立命館大学ボート部です。
大学で1番よく聞かれた質問のうちの一つですが、私がボート部に入部した理由は日本一に憧れたからでも、以前からボートに興味があったからでもありません。7年間続けたバスケットボールから離れ、久しぶりに新しいことを始める瞬間のワクワクに心も身体も動かされたからです。
まだ感染症の心配など一切ない中、新歓で流されるままに受け取った何十枚の勧誘チラシの中の一枚が、ボート部との出会いでした。「BBQ大会」という文字に釣られて何気なく行った試乗会でのモーター体験で、思いの外すぐに私は入部を決めました。それは、小さい山々に囲まれた汗の匂いと熱気が充満する地元の体育館で、7年間バスケ漬けだった私にとって、未知の水上のボートという競技がとても新鮮でかっこよくキラキラしていたからです。
開放的な眩しい空の下、体育館でバレー部とも共同だったなけなしの大型扇風機では感じたことのない水々しい風がすっごく気持ちよかったんです。さらに、4月の試乗会で絶頂期の桜並木のど真ん中(正確には川は右側通行なのですが)からの景色も本当に綺麗で、何もかもが新鮮すぎてワクワクしたあの瞬間を今でも忘れません。
モーターの隣には今後4回生まで一緒にいることになる、当時18歳のフレッシュでまだよそよそしかった同期のゆりゆり(池田)ともえ(髙木)がいたことも良い思い出です笑
マネージャーを選んだのも、新しい挑戦でした。マネージャーの先輩方が、高校の頃認識していたマネージャー像より、任される責任や仕事も多く、選手とはまた違った貫禄がありかっこいい!と思いましま。さらに高校の頃キャプテンを任された際に、他校との合同練習・試合に赴く際に集合時間などのスケジュールを組むほか、他校の監督への丁寧な挨拶の仕方を顧問の先生から指導をいただいていました。すると、監督やコーチ陣と話す機会が増え、競技する際の環境を整えるスタッフ的役割に触れて興味を持った経験から、選手ではなくサポートスタッフをやってみようと決断しました。
そんな些細なきっかけで入部しましたが、やはりボート部での生活は刺激的な毎日でした。
初めてオールを持った時のその重さや、入念なメンテナンスが必要で少しの傷がつくことも許されない船の繊細さに、とても驚きました。
さらに、その2つを華麗に操るスポーツ推薦の同期や、そう扱えるようになるまでの努力の年月や熱意を一般の同期から知り、自分の生きてきた世界の小ささに気づきました。
ボート部には、経験者や高校で実績のあるスポーツ推薦で入部した人、私のように一般入試から入部した人と多様な背景があります。年齢も性別も、文系と理系も別れており、最初はコミュニケーションの取り方がわからず、戸惑っていました。
しかし、マネージャー内で話し合い、部員やスタッフ陣とのやり取りが多い広報を任されてからはそんなことも言ってられず、良好なコミュニケーションを取るために「伝え方」を工夫しました。それは、相手の都合を把握、想像し、発言やメール内容をきちんと3回は確認してから伝えるということです。当たり前やん!と思うかもしれませんが、習慣づけるまでにはなかなか大変でした。例えば、立命塾掲載用のコメントを集める際にも、全員にコピーペーストした文章を送るのではなく、先輩・同期・後輩であるか、タイミング、偉そうではないか、その人は文章を考えるのが得意か、好きか、時間がかかる方か、様々なことを加味して言葉を選ぶようにしていました。この考え方は、後にアルバイト先であったり就職活動での伝え方に本当に役に立ちました。
こうして、新しいボートという分野で、バスケしか知らなかった自分とは全く育ってきた環境も考え方も異なる人たちに会えたこと、コミュニケーションでのすれ違いを減らそうと伝え方を勉強し、共に目標に向かって頑張りきった経験が私の財産です。
今後不安もありますが、ボートではないさらに新しい分野に、来年から社会人として挑戦することもとても楽しみです。これからもさまざまな人の考えや価値観を共有し、他方向に配慮できて空気を和ませることができるような人になりたいです。あわよくば、気の利いたジョークの言える温かい関西人のおばちゃんになるのが私の夢です!笑
ここで、直接言うのはとても恥ずかしいので同期1人1人に対してお礼の言葉を述べて最後にしたいと思います。
ゆりゆり
いつも明るくて笑顔なゆりゆり!でも、実はすごく気づかい上手で部内でもバランサーになってくれていたんじゃないかな。1回生から4回生までずっと「マネご飯おいしかった!ありがとう!」って言い続けてくれたこと、本当に嬉しかったし感謝を忘れないところ尊敬してます!いつも優しい声かけをありがとう!
岩切
辞める辞める詐欺をされてたけど、なんだかんだ熱い心を持っているので辞めないだろうなって思ってたよ!人と距離を縮めるのが上手くて、後輩からの人気もあってボート部にはなくてはならない存在です!勉強との両立も本当によく頑張ってたよね。お疲れ様!
ありさ
良い意味でマイペースだけど、やるときはやるメリハリ気合ガール!元美術部っていう異例の経歴だけど、新歓ではデザイン部で大活躍していてそのセンスの良さに憧れてました!あと、部屋がいつも整頓されていて本当にすごい・・・。練習では毎回何かしらしゃべってた気がする。ありがとう!
日比くん
「俺なんもしてないよ~」とか言ってたけど、主務という絶対的に多忙な仕事を任されていた日比くん。大変なことを大変と思わない、必要以上に悩まないそのキャパシティの広さに嫉妬してました!それと、いつもモーター乗せてくれてありがとう!
村上
ヘラヘラしてるように見えて、同期の話し合いとかでは的を得た発言をしてくれるギャップにやられてました。村上くんが部屋に入ってくるとなんか空気が変わる、その天性のムードメーカーさにいつも救われてます。3年半、ありがとう!
かまちゃん
いっつも謙虚で包容力があり、後輩からも先輩からも男女関係なく慕われてる男子主将!全方位に優しくて配慮の言葉をかけてあげられるかまちゃんは、個人的に主将にぴったりだったなあと思います。男子主将、本当に本当にお疲れさまでした!
れなちゃん
芯が強くて責任感が人一倍あるので、それゆえに責任ある仕事や大変なことを任されることもあるかもしないけど、それも乗り越えてしまうれなちゃんはこの先もずっと誰かから必要とされ続ける人なんだろうなと思います。2年間も女子主将、本当にお疲れ様!大変な役割を、本当にありがとう!
ひかる
ひかるとおってほんまに楽しかった思い出しかない!笑 ひかるは確かに役職はなかったけど、練習日程の急遽の変更には真っ先に対応してくれていたし、マネージャー陣にとってはそのフットワークの軽さはなくてはならない存在でした。いつも素で明るくて、一緒に作業してると盛り上げてくれてありがとう!
もえ
もえが辞めなくてほんまに良かった!!3年半、たくさん話したね。もえとは普通にキャンパスで出会っていても絶対友達になっていただろうけど、一緒にボート部に入ってからよりいろんな話ができてご飯にも行けて、もえの決断に感謝です!これからもたくさんご飯に行こうね~!
かづちゃん
一番真面目な話をしたかもしれない!前に「めいとマネご飯作るのが1番番はやくできる」って言ってくれたことがあったんやけど、ほんまに嬉しかったなあ。マネご飯作ってるところって誰にも見られへんし、誰かに見られたいとも思ってなかったけど、効率よく美味しく作れるようにできるだけ頑張ってきたことに気づいてくれてありがとう!
そして、最後になりますが、
今まで一緒に活動してきた先輩方、後輩の皆さん、本当にありがとうございました。大変なことも乗り越えることができたのは、皆さんのおかげです。
そしていつも応援してくださる保護者の皆様、OB・OGの皆様、今次コーチ、中村監督、橋本部長、種田顧問、その他スタッフの皆様、大変お世話になりました。
引退しましたが、これからも1人のOGとして、また立命館大学ボート部のファンとして皆さんの活躍を心から応援しています。
舩木めい