立命館大学ボート部|Ritsumeikan University Boat Club

Crew Blogクルーブログ

2021年
11月19日

私とボート【福原萌意】

こんばんは!

今年の引退ブログもいよいよ終盤です。

今回は1回生の頃からブログを書いていただいてきた4回生の福原萌意が担当させていただきます。

少々長くなりそうですが、私のボートに対する想いを最後のブログに詰め込ませていただきます。

最後まで読んでいただければ幸いです。


私がボートを始めたのは高校1年生の頃です。

食欲に素直な私はボート部の試乗会に行けばお菓子とジュースがもらえると知り、ボート部を訪れました。

「カントリーマアム、お菓子の袋に入ってたなー♪」なんて考えている矢先、私が乗っていた艇が先輩方によって漕ぎ進められました。

その瞬間の感情は何とも表現しがたいです。

感動で合っているのでしょうか?(笑)

スーッと艇が後ろに進み、潮の匂いが流れてきました。夕日に照らされた瀬戸内海はキラキラしていて、空は赤とオレンジ色でした。胸がギューッとして、「ボートをしなきゃ!!」ってなったことは今でも忘れません。

 

そんな私ですが、ボート競技自体の面白さは高校3年間で理解することができませんでした。

もちろん、レースに勝てば嬉しかったし、ボートを通して出会えた人たちのことは大好きでした。

しかし、全国で知り合った戦友たちのようにボートを楽しいとは思えませんでした。

「レースはきついし、練習もきついし、エルゴもきついし…。レースの駆け引きって何?艇が伸びて気持ちいいって何?」といった調子でした()

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高校生の頃の練習日誌に書かれていました。この際、大公開します(笑)

 そんなわけで、私の大学ボート生活の目標は『ボートの魅力を知ること』になりました。

 1回生の頃からずっと、ボートの事をもっとちゃんと知りたいという思いが私のボート競技に対する原動力でした。

きつい練習を乗り越えることも、できない自分と向き合うことも、レースに勝ちたい理由も、全てはボートの事をもっともっと知りたいからでした。

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 正直、私はモチベーションがあまり下がらない選手だったと思います。

コツコツと、自分のペースで自分自身とボートと向き合い続けました。でも、私のモチベーションが下がらなかったのは自分のおかげではありませんでした。

 自主練やビデオチェックに何分でも何時間でも付き合ってくれる先輩や同期。

先輩として頼りない私の事を水上でも陸上でも支えてくれた後輩。

自分のモチベーションが下がりかけたとき、エルゴルームを覗けば真剣な眼差しで自主練をする仲間の姿。

いつも応援して励ましてくれた学校・地元の友人、お世話になった先生方。

大会等でお声がけしくださるOBOGの皆様。不甲斐ない私の事を見捨てることなくご指導して下さったコーチを始めとしたスタッフ陣の皆様。

そして、いつでも私の味方でいてくれて、私よりも私の事を信じていてくれた家族。

 そんなたくさんの支えとなる存在のおかげで、辛いも悔しいも情けないも全て努力の源に変える事ができました。

負けて悔しいときも、予想外のハプニングが起こっても、全然上達しなくても、椎間板ヘルニアになってしまったときも、ボートから目を背けず、真っ直ぐに向き合い続けることができました。

 先月行われた私達4回生の引退試合『全日本選手権兼インカレ』では、1回生の頃から乗ってきた思い入れのある種目『舵手なしペア』で優勝を果たすことができました。

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 ゴールした瞬間の気持ちは嬉しいと安心といったところでしたが、今の素直な気持ちはたくさんのありがとうでいっぱいです。


後輩たちへ

 いつも明るくて、愉快で、時に私の事をいじり倒してくる君たちが大好きでした。先輩として部を引っ張らないといけないのに、みんなに支えてもらってばかりでした。みんなにいっぱい刺激をもらって私も頑張れたし、楽しかった。ありがとう。君たちなら立命ボート部をさらに躍進させられます。何か私にできることがあればいつでも連絡してください。1,2,3回生のボート人生に幸あれ!!

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マネさんへ

 いつも選手の心身のサポートをしてくれてありがとう。ビデオも、遠征サポートも、マネご飯も、マネご飯も、マネご飯も!(立命のマネご飯日本一だと思ってるよ)君たちに支えられた部分はたくさんあるけど、私にとってマネさんは心の支えという部分がいちばん大きかった。きっとそんな選手は他にもいるはずです。これからも選手の心に寄り添って欲しいです。(もちろん選手はマネさんにも寄り添って欲しい)

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先輩方へ

 入部当初、正直全員怖かったです(笑)ですが、今は感謝と大好きでいっぱいです!ボートの事も私生活でも、足手まといでしかない私の事を見捨てずにご指導してくださったり励ましてくださった先輩方に本当に感謝しています。引退し、卒業してからも相談に乗ってくださったり応援してくださったりして本当に嬉しく心強かったです。先輩方の下でボートができたことを誇りに思います。本当にありがとうございました。

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同期へ

 ポンコツな私が何とかここまでこれたのはみんなが同期だったからです。1人1人個性的で、でもみんな優しくて一生懸命で。私のこの同期の好きなところは、それぞれ方向性や形は違うけど、ボートの事、ボート部の事を好きでいるところです。そんなみんなと一緒にいたから、時間を重ねるごとに、私はボートをもっと好きになれました。楽しいも嬉しいも苦しいも悔しいもたくさん共有してきたみんなの事、ずっとずっと大好きです。4年間本当にありがとう。

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そして最後に

高校生の私へ

 ボートに出会い、ボートを続ける決断をしてくれてありがとう。目標だったボートの魅力、ちゃんとたくさん知れました。立命館大学ボート部に入っていなかったら見れなかった景色がたくさんありました。ボートに出会って7年目。選手を引退したばかりの私はボートのことが大好きです。高校生の頃よりずっと、ずっと、ボートが大好きです。


 長いようで短かった3年半。

 ここで得た出会いと経験は一生大切にしていきます。

 同じ言葉の繰り返しになってしまいますが、本当にこの言葉に尽きます。

 心の底から、ありがとうございました。

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 さて、次回のブログは引退ブログ最終回!

 我らのキャプテン古江がアンカーを務めます。

 長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!

 以上、福原のラストブログでした☆

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