2024年
11月10日
皆さんこんにちは!!コックス・主務を務めました、4回生の越智楽々渚(オチララン)です。
私自身ブログを書くのは初めてなので、拙い文章ではありますが、最後までご一読いただけますと幸いです。
早速ですが、まずは私がボート競技と出会ったきっかけからお話したいと思います。私は小学2年生から中学3年生まで7年間水泳をしていました。小学生の頃は水を掴む感覚、冷たい水を肌で感じる瞬間が嬉しくて幸せで、楽しく泳げていたことを覚えています。不思議なことに、楽しいと感じれば感じるほど記録が伸びていくことも実感していました。しかし、中学に上がり、水泳へのパッションが減り、同時に記録も伸びず、水泳というスポーツから離れる選択をしました。
高校では何か新しい競技を始めようと考え、兄の影響もあり、地元から少し離れた高校を選択しましたが、そこではボート競技が盛んに行われていました。高校の正門には「ボート部全国大会出場」の大きな横断幕が沢山掲げられており、誇らしげになびいていました。それを見た超単純な母から「ボート部入れば?」と言われましたが、当時はどうしてもロースーに魅力を感じられず全力で拒否していたのを覚えています(笑)。ただ、私も母に似て単純なことに、高校で全生徒を管轄しているような体育の主任に「お前はボート部入れ。」と言われ「はい。」と二つ返事で入部を決めました。(私の人生が大きく変わった選択だったと思います。)
ボート部に入部してからは、本当に毎日楽しくて楽しくて仕方がない日々が始まりました。私って水泳以外にこんなに好きになれるスポーツあったのか!!!と本当に自分を疑うくらいボートが大好きになりました。特に、どんな時でも、私たちに熱く、真っすぐ向き合ってくださった顧問の先生、先輩後輩の壁をぶち破って優しく接してくれた先輩方のおかげで心の底から充実した3年間を過ごすことが出来ました。今でも、私の心の支えで原動力となっています。
充実した3年間の中でも特に苦しかったのは最後の1年でした。新型コロナウイルスの影響により、全国選抜、インターハイ、国体、どの大会も中止になってしまい、行き場のない熱い思いが、大学でもボート競技を続けようと思ったきっかけになりました。
ここからは4年間の大学ボート競技生活についてお話したいと思います。まずは、とにかく大学でボート競技を続ける選択をして本当に良かったと感じています。数ある選択肢の中から、私をここまで導いてくれた、全ての出来事や出会いに、感謝の気持ちでいっぱいです。
4年間の大学ボート生活は、高校3年間、漕手をしていた私にとって、コックスというポジションで新しい立場からボート競技に関わることができ、ボート競技とより深く、熱く向き合うことができました。そして、この4年間、感謝してもしきれないほど、沢山の貴重な経験をさせていただきました。まず、4年間全ての大会で女子舵手付きフォアに乗れたこと、もうこれ以上に幸せなことはないです。全大会、どのクルーにも1つ1つ様々な想いが詰まっています。苦しくて辛くて、プレッシャーから逃げ出したくなる瞬間もありましたが、今では全部、私の大切な、大切な、宝物で財産です。今思い出しても、濃かった、楽しかった、最高だった!!本当にどのレースも鮮明に覚えています。たまに見返して、感動して涙しています。(笑)
本当に沢山の金メダルをいただくことができ、嬉しい反面、自分の未熟さや、弱さに心折れそうになる日も何度もありました。正直初めは、何をやってもうまくいきませんでした。より抵抗のない舵の切り方や、漕手にどうアピールしていくか、など、全く何も分からず、探り探りの毎日でした。先輩に、もうコックスは出来ない、と泣きついてしまった夜もありました。そんな日々を乗り越え、ボート競技では中々光の当たらない、「コックス」というポジションに誇りを持って取り組めることができるようになったのも、先輩、同期、後輩、スタッフの方々、家族、友人、沢山の方々の支えがあったからです。
どんな時でも優しく、私自身と真っすぐ向き合ってくださった先輩方。私がどんなに弱音を吐いていても、迷いのない、熱い言葉に何度も心奮い立たされました。私の弱音なんてそっちのけで、「そんなもんじゃないやろ、何が不安なん。」って、そんな言葉を下さった先輩方のポジティブさには、まじ感謝、脱帽って感じでしたね。(笑)立命館大学に所属されていた先輩方、大会や同じ滋賀で私と関わって下さったボート関係の先輩方の皆様は、普段は本当にフレンドリーで、冗談を言い合えるような優しい先輩方がほとんどでした。なのに、どの先輩方もボートのことになると、誰よりも真面目に、熱く語ってくださいました。そんな先輩方が私の先輩で心の底から良かったと思います。本当に沢山お世話してくださって、ありがとうございました。正直、どんどん引退されていくから、本当に寂しかった、心折れた。(涙)
そして、4年間1番身近で支え合った同期のみんな。みんなが同期で良かった。私は、みんなとは全く同じ立場ではなかったから、不満に感じる瞬間も多々あったと思います。けど、みんなの努力を誰よりも知ってたから、そんな姿を見て、もっともっと、まだまだ頑張らんと、って思ったのは1番、絶対に、確実に、私やったと思います。お互いに弱い部分も沢山さらけ出して、弱音を言い合った日もあったけど、ただ、ひたすらに練習しまくってたみんなのこと、本当に尊敬してました。レースでは、沢山感動をくれてありがとう。みんなのボートしとる姿は本当にかっこよかったよ。
可愛い後輩ちゃんたち、なにも先輩らしい姿なんか見せられん、頼りない先輩でほんまごめんやで。こんな先輩でも、優しく楽しく話しかけてくれて、関わってくれるみんなが本当に可愛くて嬉しかったよ。時々立ち止まって、悩みながらでも、がむしゃらに前進し続けてるみんなを、これからもずっと応援しています。そして、そんなパワフルな後輩ちゃんたちを見て、これからも元気もらいたいです。頼りない先輩やけど、会ったら絶対笑わせてあげるから、思いつめる前にご飯行こうね。
いつでもどんな時でも、私の一番の味方でいてくれた家族へ、本当にありがとう。お母さん、毎試合、欠かさず現地まで応援に来てくれてありがとう。お父さん、家でおばあちゃんとおじいちゃんも見れるようにテレビで映して応援してくれてありがとう。兄、友達に自慢してるの知ってる。妹、最後までやり遂げてね、頑張れ。
大好きな友達たち、遠くにいてもずっと応援してくれてるの知ってる。大会があった時は、いっつも「おめでとう!お疲れ様!」って連絡してくれてありがとう。しんどい時は一番に気付いてくれて、話聞いてくれてありがとう。ほんで、藤原家の家来のみんな、最後の引退試合に、滋賀からわざわざ応援に来てくれたのほんまに嬉しかった、ありがとね。みんなのおかげで最後までしっかりやり遂げることが出来ました。感謝しかないです。みんないつも本当にありがとう!
最後になりますが、4年間多くの面でご指導、サポートいただいた、監督、コーチ、部長、顧問をはじめとする、スタッフ陣の皆様、温かく、優しく見守り、応援して下さったOBOGの皆様、保護者の皆様、全ての方々に、心より感謝を申し上げます。皆様のおかげで、心の底から充実した4年間の大学ボート生活を終えることが出来ました。この4年間は本当に私の宝物です。ありがとうございました。
そして7年間、私のボート人生に関わってくださった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。7年間、人に、ご縁に恵まれたボート人生だったなぁ、と素直に感じます。私は本当に幸せ者です!!!
これからは立命館大学ボート部OGとして、後輩達を応援していきます。
また、今後とも、立命館大学ボート部への温かいご支援、ご声援よろしくお願いいたします。
これにて私の引退ブログを終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。
越智楽々渚