2019年
09月11日
こんばんは。つい先日行われました、全日本大学選手権をもちまして現4回生は引退という形で競技から身を引きました(まだしばらく続行する者もいますが)
そこで今日から5日間、4回生が1人ずつボート部での4年間を振り返り、それぞれの4年間をこのブログに綴る機会を頂きました。
トップバッターはいつもブログを見て下さっている方はもうお馴染みですね!岩ちゃんこと岩村が務めさせて頂きます!!
今日は有り余る想いを文字にのせて皆様にお伝えしたいと思います。
ではまずなぜ僕がボート部に入ったのか、そのキッカケから話しますね。
ざっくり言ってしまえば、新歓祭がボートとの出会いです。それまではボートがどんなものなのか、カヌーやヨットとの違いすらも曖昧でした笑笑
初めて艇に乗って漕いだときのことは今でも覚えています。 グァン! ギューン! ザーッ!(これじゃ伝わらないか笑)
『水近っ!これ落ちないの?えっ、けっこーはやくね??』とにかく、艇が水を滑る感覚、オールのしなる音、前から飛んでくる水しぶき、そのどれもこれもがあの時の自分には新鮮に映りました。
そんな新歓祭で、今の同期と運命めいた確率で出会えたわけです。
大阪の血がそうさせるのか、誰よりも多く喋り誰よりもテンションが高く誰よりも笑顔が素敵な木戸ちゃん。そんなボート部の元気印である木戸ちゃんですが、誰よりも苦労してきたこともみんな知っています。一回生の頃から何度となく涙を流してきたからこそ今の輝いた笑顔があると思います。また会計としてもボート部を縁の下の力持ちとして支えてくれました。最後のインカレで同期3人と優勝したときはほんとに自分のことのように『木戸ちゃんやったね!!』と心の中で叫びました。木戸ちゃんは努力の人です。
高野は皆さんもご存知の通り、もはや立命館におさまらず日本を背負って世界と戦っています。強いです、ものすごく。おそらくボートに限らずケンカをしても僕は負けるでしょう笑そんな高野も遠征等でボート部を離れることが多くみんなと関係が疎遠になりがちでした。トップアスリートならではの葛藤があったのではないかと思います。それでも遠征から帰ってくれば、真っ先に後輩をご飯に連れていったり後輩の漕ぎをみて海外で培った経験と知識を還元していたり、首脳陣との連携をしっかり取っている姿は寮を空けていたブランクを全く感じさせませんでした。やると決めたら何があってもやりぬく高野は人間として強いです。
ボート部の女ボスであり、アイドルの伊関。かわいい顔をしていますが実は誰よりも負けず嫌いです笑たぶん僕が今まで出会ってきた中で一番といっても過言ではないでしょう。そして誰よりも責任感が強いのもまた伊関です。主将になってからの伊関は頼り甲斐そのものでした。どんなときもみんなの先頭に立って部を引っ張っていく姿はほんとにほんとにカッコよかったんです!ごくたまに弱みをみせてくれると僕も伊関も人間なんだと逆に安心することがあった程です。毎年その代特有の『色』のようなものがあると思いますが今年は間違いなく伊関色でした!
そして男で唯一の同期宮本。馬鹿でイケメンというアニメの主人公キャラで、いつも宮本の周りは笑いが絶えませんでした。正直そんな宮本に嫉妬にも似た気持ちを抱いたこともあったかもしれません笑同期としてよりも1人の友達という感じの方がしっくりくるとお互い思っていると思います。4年間いつも一緒にいてケンカすらなかったですが、僕の家に来た時にシャンプーとリンスの場所を入れ替えるのだけはやめてほしかったです。僕は常々宮本に『おまえは友達ランキング1位だ』と言ってきましたが宮本曰く僕は友達ランキング2位らしいです。。はてさて1位は誰なのでしょう笑男子キャプテンとして苦悩が多々あったと思いますがインカレ終わりに男泣きしていた姿が印象的でほんとにお疲れさんといってあげたいです。
こんな最強で最高な同期ですがもちろん揉めたことだってたくさんありました。それでも最後までこの多くないメンバーで一緒に引退したことには少なからず意味があると思います。過去に良い意味をつけるのも悪い意味をつけるのも今の自分次第です。
同期のこといっぱい話しましたね笑
本当は部員、マネさん1人1人に向けて書きたいところなのですがそうすると3日かけても終わりそうにないので今回は割愛させてください。笑
さて、僕自身の話をしますと、僕は他の同期4人のように華々しい競技成績を残したわけでもなければ威厳のある先輩なわけでもなかったでしょう。周りにはほとんど打ち明けたことはありませんが、1、2回生の頃は本気で部活を辞めようと思っていたことが何度もありました(ほんとに!!笑)
それでも辞めなかったのは、ボートが純粋に好きな気持ちと自分よりも何倍も努力している同期の姿をみて自分が恥ずかしくなったこと。そして何よりその頃にはボート部は自分にとってかけがえのない居場所になっていたからです。
この4年間で気がつけばほんとに数多くの人との切っても切れない繋がりができました。
今はもういませんが僕を毎日きつく叱ってくれた先輩方、いつも馬鹿話ばかりしている同期、僕に微塵の恐れも抱かず寄ってくる後輩たち、雨の日も風の日も雪の日もいつも練習でクタクタの選手たちに美味しくて暖かいマネご飯と超絶スマイルをくれるマネさん、そして、いつも陰ながら熱い支援をしてくださっている監督、部長、今次コーチ、並びにOB、保護者の皆様。全員のお陰で今の僕があります。立命館ボート部があります。この事実だけは絶対です。
最後になりますが、
僕の競技生活はここで終わります。しかし立命館ボート部の歴史はこれからも脈々と受け継がれていきます。
僕もこれからOBとして部に貢献していこうと思いますので、関係者の方々には立命館ボート部のご支援、ご声援をより一層よろしくお願い致します。
読み疲れましたよね?笑
長々と僕の最後のブログにお付き合い頂きありがとうございました。 以上、岩村でした!